Ring

春の海にて

花の破片が水面(みなも)を滑ると、そっと私の頬にも何かが滑る

水平線を見つめるアタシの目はどこか遠い国を探していた

見つめる場所も無いと、規則正しく踊る波はアタシを笑った

手の中の時計はほんの少しの時を刻んだだけ

あれから世界は何回まわった?



夏の月の下にて

上を見ることは嫌いじゃない

とめどなく流れた涙も月の光で乾くから

力強い月の声はアタシの治しかけのココロにも響いて、そっと

「乾杯」

呟いた



秋の木の下にて

サヨナラって言う時期

また春にって言う時期

潔いなんて思っちゃ駄目

少しでも長く、幹(みき)にしがみついていたいから

最後に足掻いて君(きみ)の好きな色に染まるのかな



冬の夜空にて

細かく白い吐息の粒は月の無い闇夜を飾り立てる

まるで星屑みたい

そう言ったのは遥か昔

もう一度会いたくて、もう一度触れたくて

大きく、ゆっくりと息をはく



時の番人が鳴らす60の鼓動と24の錫杖の音(ね)

机の隅にあるカレンダーをめくる指も

埃という思いを被ったフォトフレームも

この旋律をずっと聴いたまま

時を微かに止めている



いついつまでもあなたを待ちましょう

この、時の旋律が続く限り



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