次の日の朝

野暮ったい
眼鏡で隠した君の目も吐息も指も今日は熱いよ

蛇になる気持ちで
君にからまって繋がれないままぶらさがってる

街角のポストの前で
泣いてたのたぶん神様だったんでしょう

夢でさえ告げられないほど
好きだった人だからもうどうにかしてよ

君を想う
言葉があふれて止まらない ぎりぎりだから今夜奪って

祈ってもしょうがないのにそんな重い言葉を私に刻まないでよ

渡世術ばっかり上手くなったけど
大人になれたわけじゃなかった

あのときの
海女さんきれいだったよね来年があればまた海に行こう

ドーナツを
半分になんかしないでよ中途半端な気持ちはいらない

すれ違う車の光に
刺されても痛くない感じ方を教えて

神様が
ちぎってしまった僕たちは半分足りずにが開いた

満足いく
お化粧初めてできました君に振られた次の日の朝

今度こそあなたに似てない人にしよう真っ赤なネイルを買ってしまった

いつだって
逃げられる準備してたのにコイン・ロッカの鍵をなくした

玄関の
は君にもあげるけどこの箱の鍵は君にはあげない



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