題詠マラソン2003に出した歌の一覧です。
10首、15首ずつまとめてタイトルを付けたものは短歌のページへどうぞv

001:月     月光に刺されて死んだの誰だっけ 一オクターブ外して笑う

002:輪      この土曜あなたの帽子も買いに行こう結婚指輪はしたまま来てね

003:さよなら  さよならが床にこぼれて跳ね返り目を刺したから痛くて泣いたの

004:木曜    木曜の発生学の授業中 君への恋を身ごもりました

005:音     そんな甘い声音でお願いしないでよ許せるものも許せなくなる

006:脱ぐ    胸の傷見たいんだったら脱がせてよ でも触らないでまだ疼くから

007:ふと    君がふと笑った視線の先にいたあの子のようにはなれない ならない

008:足りる   君からの言葉が足りない寂しさを誰かで埋める前に気づいて

009:休み    休み時間短いからね最後までできないけれどそれでもいいの?

010:浮く    幸せに浮かれてばかりじゃ痛い目を見るっていうなら今すぐ見せてよ

011:イオン   一人では我慢できない夜もあるイオン結合くらい愛して

012:突破    愛される資格なんてない こんなぬるい嘘さえ突破できないなんて

013:愛     じゃあ君が愛だと思うもの全部私の中に注ぎ込んでよ

014:段ボ−ル 段ボールいっぱいに愛詰め込んで隠しておくけど開けたら消えるよ

015:葉      幸せを呼べない三つ葉のクローバー あと一言で伝えられたのに

016:紅     キスのたびすり減っていく口紅の最後の3ミリ使えないまま

017:雲      追いかけてきた積乱雲つないだ手刺さった爪の跡だけ痛い

018:泣く     なぐさめて欲しいだなんて純粋なそんなつもりで泣いたんじゃない

019:蒟蒻    蒟蒻を譲り合ってる二人鍋 恋を始めるつもりもないし

020:害      この歌で泣かせるつもりはなかったのに とりあえず有害指定つけとく

021:窓      ため息は繰り返さないで 運転席窓真っ白だよ「ここで降りるね」

022:素      ハンドルを握って一瞬素に戻り考えてたのは奥さんのこと?

023:詩      今日は二人センチメンタル二乗して詩人になったつもりの禁欲

024:きらきら   きらきらの一歩手前のピカピカで固まったまま動けない(ピカ)

025:匿う     匿って欲しかった傘はこれじゃない それなのに入り込んでごめんね

026:妻      あのときに妻になっとくべきだった今年の冬はこんなに寒い

027:忘れる   「酔ってた」を使うのすごく上手だね分かった私も忘れておくから

028:三回     三回転半万華鏡回してもあれが見つからなくて笑った

029:森      ちょうどいい絶望がある 大好きな縄跳び持ったら森へスキップ

030:表       この気持ち表現しようがないからさとりあえずキス添付しとくね

031:猫      自分にしか甘えられない猫だった今日交差点で立ち止まったの

032:星      満天の星なんだから一つくらい私にくれてもいいはずでしょう

033:中ぐらい  「好き?」「嫌い」「嫌い!?好き?」「好き」「どれくらい?」「中ぐらい」「好き?」「嫌いだってば」

034:誘惑     誘惑に負けないようになる薬とりあえず致死量出してください

035:駅       駅までのラストスパート三分で殺し文句を思いつかなきゃ

036:遺伝     寂しいよ 遺伝子が混ざり合う音が聞こえるくらい気持ちよくして

037:とんかつ   とんかつを上手に作る女の子が好きなんだったらなってやるけど

038:明日      明日までは一緒にいたいいたい痛い片手を伸ばして貝を探した

039:贅肉     ひだひだにたまっていくのは強すぎる愛情という贅肉三キロ

040:走る     SOS出したときには助けてよお願い死ぬ気で走ってきてよ

041:場      君がくれる挫折はいつも六月の運動場の砂の味がする

042:クセ     キスの時必ず耳を触るクセ今の彼女も知ってるのかな

043:鍋      鍋なんて久しぶりだね じゃあこれを食べたら帰るねすぐに帰るね

044:殺す     言いたくて仕方がないけどこの言葉殺しておくから安心してね

045:がらんどう  あの人のがらんどうに首突っ込んで舐めたらきっと苦いんだろう

046:南      南の島行くんだったらお土産は赤すぎる花の指輪にしてね

047:沿う     君が作るくぼみに沿うのがだんだんと上手になってる一つみたいに

048:死      死の文字を語尾につけてて本当に死にたいときもあるんだろう(死)

049:嫌い     嘘つきは嫌いだとずっと思ってた嫌いなはずだと思ってたのに

050:南瓜     そっかもう南瓜のおいしい季節だね早く帰るから死なずに待ってて

051:敵       夜更かしはお肌の敵って言うけれど夜しかできないことだってある

052:冷蔵庫    冷蔵庫空っぽだった君の部屋ずっと前からあきらめていた

053:サナトリウム  白すぎるサナトリウムの壁の隅書くしかなかった「忘れないでね」

054:麦茶     僕たちはこんなに禁欲主義なのに麦茶のグラスが汗をかいてる

055:置く      うっかりと置いてきちゃったあの気持ちを取りに今から早退します

056:野       野暮ったい眼鏡で隠した君の目も吐息も指も今日は熱いよ

057:蛇       蛇になる気持ちで君にからまって繋がれないままぶらさがってる

058:たぶん    街角のポストの前で泣いてたのたぶん神様だったんでしょう

059:夢       夢でさえ告げられないほど好きだった人だからもうどうにかしてよ

060:奪う      君を想う言葉があふれて止まらない ぎりぎりだから今夜奪って

061:祈る      祈ってもしょうがないのにそんな重い言葉を私に刻まないでよ

062:渡世      渡世術ばっかり上手くなったけど大人になれたわけじゃなかった

063:海女      あのときの海女さんきれいだったよね来年があればまた海に行こう

064:ド−ナツ    ドーナツを半分になんかしないでよ中途半端な気持ちはいらない

065:光       すれ違う車の光に刺されても痛くない感じ方を教えて

066:僕       神様がちぎってしまった僕たちは半分足りずに傷が開いた

067:化粧     満足いくお化粧初めてできました君に振られた次の日の朝

068:似る     今度こそあなたに似てない人にしよう真っ赤なネイルを買ってしまった

069:コイン    いつだって逃げられる準備してたのにコイン・ロッカの鍵をなくした

070:玄関     玄関の鍵は君にもあげるけどこの箱の鍵は君にはあげない

071:待つ     待つ人はもういないのにスプーンもカップも二つ買って帰った

072:席       ドライブも久しぶりだね助手席のシートの位置も前と違うね

073:資       資本主義社会の中で空回り君へのチョコが一番高い

074:キャラメル  好きなんだキャラメルコーン君の熱い舌に溶かされたのをください

075:痒い      欲しいならちゃんと言ってよその視線背中が痒くて仕方がないの

076:てかてか   ねえ明日結婚してよ てかてかに光るキャンディ指輪がわりに

077:落書き    無防備に寝ている君の横顔に落書きしておく「次は愛して」

078:殺       ジャムパンはどうしようもなく飛び降りて自殺しました私の代わりに

079:眼薬     苦すぎる眼薬だった涙にもなれずに頬を裂いてったのは

080:織る      用意した言葉をきれいに織り重ねあなたを絞殺する布にする

081:ノック     今わたし心を着替えている途中ノックしないで入るの禁止

082:ほろぶ    昔なら世界がほろぶという予言こわいこわいと笑ってられた

083:予言      へたくそな予言はやめて神様に抱かれておけば楽だったのに

084:円       十円玉三枚だけど返しとく電話ありがとうそれじゃバイバイ

085:銀杏      銀杏をたくさん拾ってくるよって君が出て行き冬が来ました

086:とらんぽりん  とらんぽりん降りたかったのすぐにでも君の隣に落ちたかったの 

087:朝        とりあえず独りで遊んでおきました朝日が清潔すぎたの昨日

088:象        ミッフィーが象に乗ってる子供向け玩具で君の胸をひっかく

089:開く       郵便箱開いておくから白ヤギさん昨日のメールは食べておいてね

090:ぶつかる    びびばびぶぶつかっちゃうぜこのままじゃびびでばびでぶびびでばびでぶ

091:煙        いつ煙草変えたのいつもとキスの味違うしキスの仕方も違う 

092:人形       欲しいのが可愛い首振り人形ならお金を出したらすぐに買えるよ

093:恋        成人向き少女もたまには嘘つけない恋に本音で迷いもするさ

094:時        君となら全部試してみたいから明日八時に校門前で

095:満ちる      満ちた後欠けていくのは月だけと愛されたから勘違いした

096:石鹸      石鹸の匂いの妻のハンカチで私の涙を拭いたりするな

097:支       「支配欲満たしてあげてもいいんだよ?」天使か悪魔か分からなかった

098:傷        傷のある人ほどいい味するよねと十五の時に友にキスした

099:かさかさ    かさかさに乾いた君のかさぶたの味ほどおいしいものはなかった

100:短歌      新しいはさみとのりを買いました時効の恋を短歌にします


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