つじつまあわせ 永遠に迷子になりたくなるような夏からはもう落ちこぼれるね いつの日か官僚になる友達をジギタリス咲く裏庭で抱く はつはつと満たされている母の日に揺らす手のひらサイズの木馬 古本の香りにむせる夏がまた来てしまったね 忘れていいよ 違うこれは夏の雪よと女らが降らせる白いパズル笑えば 堂々と奪って泥棒よばわりをされるいわれはない聖五月 くちびきる大和撫子つじつまを合わせるために優しくするな 袖だけがすり切れたシャツ着せられて髪を明るく染める土曜日 白ワイン膝にこぼしてつじつまを合わせるためでもいい日曜日 変わってく変わってく距離 け ん け ん ぱ そんなに笑い続けられない |