じゃがいもにバターを塗ってもらう朝 忘れたらもう思い出せない 夏風邪が治らないままくちずさむどれみふぁそらしどこまでも ゆけ もういいよ 隠れん坊はいつまでも苦手わたしは鬼でいいです 科学的解明をせよ あの夜に分け合っていた温度と湿度 いつまでも竜宮城にいられると本気で思いこんでいた恋 遠花火消えてゆくまで見届けてリップクリーム塗り重ねてる そのスーツ脱げばあなたが鳥になるような気がして過呼吸の日々 生ぬるいゼリーをくずし合うように交わっていた夕方の四時 さふさふとくずす乾いた花束のにおいだけなら覚えています 節の出た指はだれかのものですか弄ばれる曲がるストロー においだけなら |